扁桃腺摘出手術

小ネタ

最近周りで扁桃腺が腫れて高熱が出たとか、慢性的な扁桃炎に悩まされてるという方が増えてきたので、私が2019年に体験した扁桃腺摘出手術についてお話ししたいと思います。

初めに、私個人の意見として、慢性的に扁桃炎に悩まされてる方は、絶対摘出がオススメです。

私の場合、短い期間で2か月に1回のペースで扁桃炎になっていました。
あの頃の苦労を考えると、扁桃腺を切って良かったと思えます。一連の流れを記しておくので、
『扁桃炎』に悩まされている方の参考にして頂ければと思います。
手術するかしないかはご自身の判断になります。

扁桃腺を摘出する経緯

私の場合、30歳くらいまで扁桃腺が腫れるということは無かったです。
それが、結婚して、子供が産まれ、子供が保育園に通いだした頃から、慢性的な扁桃炎に悩まされだしました。
子供が風邪をひくと、必ずそれをもらい、扁桃腺が腫れて高熱が1週間以上続くということを繰り返していました。初めは、1年に1回、それがだんだん半年に1回、3か月以内に1回と、だんだん扁桃炎になる期間が短くなっていました。
その度に病院で解熱剤を処方してもらったり、点滴をしに病院に通ったりと、今思い返すと本当に大変でした。
さらにその間は仕事を休んでしまい、同僚に迷惑をかけました。休んでる期間のお給料は、残業や、各種手当等がつかない分いつもより少なくなりました。医療費も地味にかかって、肉体的にも、精神的にも、お財布的にもつらい時期がありました。

一連の流れ

手術が決まるまで

こんなことがいつまでも続くのか‥と思っていた時に、昔友達が扁桃腺摘出手術を受けた話を思い出しました。すぐにその友達に相談しました。
友達も慢性的な扁桃炎に悩まされてたみたいで、『手術は絶対した方が良いよ!』とアドバイスをもらいました。その言葉に私は扁桃腺摘出を決心しました。

それからまた扁桃腺が腫れた時にかかりつけの病院の先生に、『扁桃腺(悪の根源)を切りたいですと伝えました。かかりつけの病院はいわゆる町医者で手術はできない所だったので、紹介状を書いてもらい手術ができる大きい病院を紹介してもらいました。

大きい病院では1度見てもらってその時には手術を決めなかったのですが、その後また扁桃腺が腫れた時に『切りましょうか』ってことで手術日を決めました。その病院は手術が多かったみたいで、手術日は最後に扁桃腺が腫れた日から2か月くらい先が手術日になりました。※腫れてる状態での摘出手術はできないそうです。理由は麻酔が効かないとか、いろんなリスクがある為。

手術するには、身体の検査が必要なので、手術日までに、血液検査とか色々しました。※血が止まるかとか、アレルギーが無いかとかですね。

手術当日

手術当日は家族の立ち合いが必要な為、私は両親と妻が来てくれてました。
人生で手術は2度目でしたが、手術直前はめちゃくちゃ緊張します。特に私はあがり症で、緊張すると血管が収縮するみたいで、点滴の針を何度も刺されて痛かったです( ;∀;)※看護師さんが悪いわけではないです。
いざ手術が始まると全身麻酔で記憶はありません。気がついた時には個室に戻っており、意識がもうろうとした中家族が『おつかれ~』って声をかけてくれたのですが、喉の奥を切ってるのでほぼしゃべれませんでした。その時点ではまだ痛みとかはなかったです。手術時間は1時間~1時間半くらいだったと思います。

手術後

手術当日はほぼ寝てました。
2日目からは地獄の日々でした。私が苦痛だったのは、病院食と、相部屋での入院生活です。
喉の奥を切っているので、固形物は食べれません。なので、最初は10倍粥というほぼ液体のおかゆです。後、ほぼ液体のおかずでした。これが本当においしくなくて‥( ;∀;)苦痛でした。例えるなら大人が離乳食を食べてる感じです。

3日~4日目あたりからは、ふつうのおかゆや、やわらかい食べ物が出てきたのですが、どれも味が薄くておいしくなかったです。※作ってくれてる方すみませんm(__)m

これは病院にもよると思います。因みに私はおかゆが苦手で、入院期間中は一切食べませんでした。なので、病室を抜け出してしょっちゅう売店でサンドイッチを買って食べてました。痛いですが‥。もちろん先生はそんなこと推奨してませんので、マネしないでください。

もう一つの、相部屋についてですが、私が以前手術した時は個室で費用がかかった経験があったので、今回は相部屋を希望してました。それが思ったより苦痛で‥
その病院は高齢の方が多く入院しており、いびき、おえつ、その他もろもろ‥。そのサウンドを共有しないといけないということが本当にストレスでした。気になって眠れない日もありました。
予算にもよりますが、個室が絶対おすすめです。
後、当時出始めで持ってなかったのですが、ノイズキャンセルがついたイヤホンを持ち込むことを強くオススメします。

入院期間と退院後

入院期間は約1週間です。当初の手術計画は10日程でしたが、私は耐え切れず、先生にお願いして早めに退院しました。これは今まで入院経験がある方は共感してもらえると思うのですが、自宅が本当に恋しくなります。
退院後は、できるだけ固い食べ物、味の濃い物、辛い物は控えるようにと言われてました。しかし、病院食の反動で何を思ったか、無性にかき揚げが食べたくて、食べながら痛すぎて泣いた記憶があります。これも絶対マネしないでください。最悪の場合、傷口が開いて、大量出血して、再手術とかになりかねません。
その後は1週間後に検診、その2週間後に検診といった感じで治療は終わりになりました。

それからの体調なのですが、
扁桃腺を摘出してるので、腫れるものがないイコール扁桃炎になりません。
今まで定期的に高熱が出ていたことがウソのように高熱や風邪をひかなくなりました。手術後、約2年経過してるのですが、後遺症も無し、38度を超える熱はコロナワクチン2回目の時だけです。

気になる費用

手術費用はハッキリ覚えてないのですが、15万円~17万円くらいしたと思います。
日本の医療保険は10万円以上の医療費は免除されるのですが、1か月あたりの医療費みたいで、私は月をまたいでしまい、10万円以上の医療費がかかった記憶です。
因みに、私は個人の医療保険に加入していたので、そっちで結構お金が返ってきました。事前に自分が加入している保険が、扁桃腺摘出手術が対象か確認しておくこともオススメです。

まとめ

私なりのまとめです。
●扁桃腺摘出手術はオススメ。けど、ノーリスクではないので最終自己責任で。
●手術よりも、入院生活や術後の喉の痛みが結構苦痛。けどその後は幸せな生活が待っている。
●入院する時は、ノイキャンイヤホンがあると良い。
●手術費用はそこそこするけど、長い目で見ると、サクッと切った方が出費は少なくて済む。

以上が私なりのまとめになります。参考にして頂ければと思います。

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